柏原市立歴史資料館 スポット展示
2024年11月25日
常設展示室入口横で行っているミニ展示です。寄贈資料のほか、発掘調査の速報展など、およそ2か月ごとに展示替えしています。
11~12月のテーマ
『こんなモノをいただきました‐だんじりの部材-』
展示期間
令和6年11月5日(火)~令和7年1月5日(日)
概要
11~12月期は、新たに当館にご寄贈いただいた、だんじりの部材(三枚板・獅噛み)を展示しています。なお、今回の展示は、堅下南小学校の生徒さん 3名が、職業体験の一環として展示を担当してくれました。
展示している部材は、かつて本市安堂地区で曳行されていただんじりのもので、江戸時代後期、堺を拠点に活躍した「彫又」一門の作風である感が強いようです。後世に塗りが改変されていますが、彫刻の見事さは失われていません。今回は、だんじりと並んで市内の地車として著名な「ふとん太鼓」の模型も併せて展示しています。
実は、だんじりや太鼓台が本市域に本格的に登場した明治~大正時代にも、コレラなどの感染症の蔓延で、お祭りはたびたび中止になりました。近年でも、新型コロナウィルス禍下で全国的にお祭りが中止されましたが、ようやくコロナ禍も過ぎ去り、お祭りが「完全復活」した昨今、改めて、だんじりや太鼓台の勇壮さに注目していただけると幸いです。
ぜひ、この機会をお見逃しなく!