2018年のスポット展示
2019年2月3日
2018年(平成30年)
1~2月 『瓦師 松井四郎兵衛』
「松井四郎兵衛」(まついしろべえ)は、今からおよそ300年前の江戸時代の半ば、現在の柏原市国分本町に実在した腕利きの瓦師です。四郎兵衛が作る瓦は、国分だけでなく八尾市の神劔神社や葛城市の當麻寺奥院、香芝市の眞宗寺などでも用いられました。
3~4月 『おひなさん』
5~6月 『こんなモノいただきました』
縄文時代から近世までづづく遺跡の船橋遺跡は、大和川付け替え工事によって現在の大和川の河床になって以来、大雨のたびに地中の土器や石器が露出して、数多くの資料が採集されてきました。これら展示された土器や石器、瓦などは、市民の方や柏原中学校から寄贈されたものです。石鏃などの石器、弥生土器、平安時代の土器、船橋廃寺にまつわる奈良時代の瓦などを展示しました。
7~8月 『こんなモノいただきました』
智識寺は、7世紀中から後半ごろに建てられ、東大寺の大仏の手本となった仏像があったと考えられているお寺です。東塔の礎石(心礎)が、石神社の境内に移されています。柏原市市民歴史クラブの皆さんに製作・寄贈していただいた『智識寺模型(50分の1のスケール)』のうち、西塔・東塔・金堂を展示しました。
9~10月 『こんなモノいただきました』
博物館実習の大学生が担当しました。展示品は昔の照明道具で、火を灯して使用する「燭台」「行灯」「提灯」、手回しで発電して電源をとる「微光灯」、ガスで点火する「ランプ」などです。
11~12月 『こんなモノいただきました』
職業体験の一環として、玉手中学校2年生の3人が展示の一部を担当しました。展示品は、金剛山の歴史本「天下の霊峰(れいほう)」、日露戦争以降に軍隊でお金の代わりに使われた「軍用手票」、大政翼賛会が第二次世界大戦中に作成した「練成教典」、いろんな異国の人が描かれた「異国人図屏風」です。