柏原市立歴史資料館 企画展
2021年3月12日
令和2年度 春季企画展
「世界かんがい施設遺産 長瀬川と玉串川」
館内では、マスクの着用、手指の消毒、対人距離の確保をお願いいするとともに、大阪コロナ追跡システム、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」のご利用もお願いいたします。
開催期間
2021年3月27日(土)~6月13日(日)
概要
今回の春季企画展では、市内や八尾市を流れる長瀬川と玉串川の歴史を紹介します。この2つの川は自然の川ではなく、宝永元年(1704)の大和川付け替え後に設けられた用水路で、正式には「大和川分水築留掛かり(やまとがわぶんすいつきどめかかり)」といいます。宝永元年以降、流域の村々によって結成された「築留樋組」が維持管理を行い、現在も「築留土地改良区」へと受け継がれています。
長い歴史があり、今も人々の生活に利用されている点などが高く評価され、「大和川分水築留掛かり」は、平成30年(2018)に世界かんがい施設遺産に認定されました。同様の施設は国内で42例あり、府内では狭山池、久米田池に続く3例目となります(2020年現在)。
展示では、当館の所蔵・寄託資料のほか、築留土地改良区からお借りした貴重な絵図や写真なども紹介しています。身近にありながら、実は奥深い「長瀬川と玉串川」にぜひご注目ください。
主な展示資料:
- 用水組合村々定証分、旧大和川敷築留樋組用水井路測図、一番樋・三番樋工事写真(以上、築留土地改良区所蔵)
- 築留青地樋用水組合村々絵図、二俣新田絵図、大和川堤・樋・井路絵図(以上、当館所蔵・寄託) ほか
次回企画展
『日本書紀と柏原(仮)』(2021年7月3日~8月22日)【予定】です。お楽しみに!
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お問い合わせ
文化財課
582-0015 柏原市高井田1598-1(歴史資料館内)
電話:072-976-3430
ファクシミリ:072-976-3431