特集展示「柏原村今町 三田家文書の世界」
2022年5月12日
展示期間
令和3年12月21日(火)~令和4年3月13日(日)
概要
今回の特集展示では、柏原市古文書調査報告書 第16集『河内国志紀郡柏原村 三田家文書目録1』の刊行を記念し、当目録掲載の史料を中心に、本市今町 三田家所蔵の文書資料の一部を展示します。
今町は、「柏原船」(大坂-平野-柏原を結び、南河内・大和方面への荷物の運輸に利便を供した)の発着拠点として、江戸時代に開かれました。その営業に参画するため、大坂から移住したのが、初代 大文字屋七左衛門こと、三田浄久です。以来、三田家の人びとが当地で蓄積し、いまに伝えられる膨大な記録は、当家の長い歴史を伝えるばかりでなく、「柏原船」の物流基地として発展を遂げた今町の歴史を知るうえで、欠かすことのできない貴重な史料群と言えるでしょう。
ぜひこの機会に、今回、特別に公開される古文書の数かずから、本市の豊かな歴史の一端に思いをはせてみませんか。
展示品
国重要文化財にも指定されている主屋の普請関係史料や、文化・村政・家業・借地林関係文書、「柏原船」関係文書、宝永期綿・麦作史料など
柏原船運航経路マップ