河内国南河内郡茶臼山古墳出土品
2014年8月29日
名称(ふりがな)
河内国南河内郡茶臼山古墳出土品(かわちのくにみなみかわちぐんちゃうすやまこふんしゅつどひん)
員数
青蓋盤龍鏡(せいがいばんりゅうきょう)1面、 三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)2面
時代
古墳時代
種別(指定番号)
重要文化財 考古資料(123)
指定年月日
昭和28年11月14日、(追加指定)昭和29年9月12日
所有者
国分神社(大阪市立美術館寄託)
所在地
大阪市天王寺区(大阪市立美術館)
解説
茶臼山と呼ばれた向井山茶臼塚(むかいやまちゃうすづか)古墳は、松岳山古墳の西側にあった古墳です。江戸時代の初め寛永6年(1629年)にこの古墳が開墾された時にこれら3面の銅鏡が出土したようです。これらの鏡は中国製と見られ、鋳上がり、保存状態も良好で、3面ともに銘文があり三角縁神獣鏡の研究資料としても貴重なものです。
青蓋盤龍鏡 銘文 「青盖作鏡四夷服多賀国家人民息胡虜殆滅天下復風雨時節五穀敦長保二親得天力伝吉后世楽母極」
三角縁四神四獣鏡 銘文 「新作明鏡 幽●三剛 銅出徐州 師出洛陽 彫文刻鏤 皆作文章 配徳君子清而且明 左龍右虎 轉世有名 獅子辟邪 集会并王父王母遊戯聞■ ■■宜子孫」 (■は判読不明、●…さんずいに柬)
三角縁四神二獣鏡 銘文 「吾作明鏡□甚大好浮由□天下敖四海□用青同至海東□」 (□は、□の囲み字で[君][宜][高][官]の四字が順に上下逆向きに入る)
盤龍鏡(左上)、三角縁四神二獣鏡(右上)
三角縁四神四獣鏡(下)