船橋遺跡出土縄文絵画土器
2014年8月29日
名称(ふりがな)
船橋遺跡出土縄文絵画土器(ふなはしいせきしゅつどじょうもんかいがどき)
員数
1点
時代
縄文時代晩期
種別(指定番号)
有形文化財 考古資料(柏有第10号)
指定年月日
平成26年5月1日
所有者
柏原市
所在地
柏原市立歴史資料館
解説
この土器は、平成5年7月6日、市内の大和川河川敷の船橋遺跡から個人によって採集され、当館へ寄託、寄贈されたものです。縄文時代の終わり頃(約 2800年前)に作られた土器で、復元すると口径、高さともに約50cmの深鉢になります。土器の口縁部下に、細いヘラ状の工具を使って4点の絵画が描か れていました。左から「建物」、「鹿」、「田んぼ」、「弓」などと推定されていますが、具体的に何をモデルにしたのかよくわかっていません。東日本縄文土 器の文様を真似て描いたという説もあります。縄文時代が終わりに近づき、近畿地方で弥生時代がまさに始まろうとしていたこの時期、この絵画にはどんな思い が込められているのでしょうか。
船橋遺跡出土 縄文絵画土器
左:「建物」? 右:「鹿」?
左:「田んぼ」? 右:「弓」?