高齢者の権利を守る制度は。

2014年6月26日

質問

高齢者の権利を守る制度は。

回答

○成年後見制度
 認知症や精神障害などの理由で判断能力の不十分な方々は、不動産や預貯金など を管理したり、身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり、遺産分割の協議をしたりする必要があっても、自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。また、自分に不利益な契約であってもよく判断できずに契約を結んでしまい、悪徳商法の被害にあう恐れもあります。
 成年後見制度は、このような方々について、本人がお持ちになっている預貯金や不動産などの財産管理、あるいは介護、施設への入退所などの生活に配慮するなどの保護(身上監護)を本人に代わって法的に代理や同意、取り消しをする権限を与えられた成年後見人等が行うことによって、本人を保護し、権利が守られるよう支援する制度です。
 柏原市では、成年後見制度の利用促進につなげられるよう、情報提供や相談、申請のための支援を行っています。
○地域福祉権利擁護事業
 柏原市社会福祉協議会では、自分の判断能力に不安があるため福祉サービスの利用の仕方がわからなかったり、預貯金の出し入れなどに困っている方を対象に福祉サービスの利用手続き、公共料金などの支払い手続き、大切な書類の管理などを行う権利擁護事業を行っています。
○そのほか、悪質な詐欺商法うや消費者金融などの消費者被害の防止などさまざまな権利に関する問題に対応します。くわしくは、柏原市高齢者いきいき元気センターまで。(電話970-3100)

お問い合わせ

高齢介護課
電話072-972-1570