多面的機能支払交付金

2024年3月5日

多面的機能支払交付金とは

農業・農村は田や畑における生産機能だけでなく、自然環境の保全、災害の未然防止や良好な景観形成等の多面的な機能を有しており、適切に保全管理を行っていくことが必要です。
しかし、近年の農村地域の過疎化、高齢化の進行に伴う集落機能の低下により、地域の共同活動によって支えられている多面的機能の発揮に支障が生じつつあります。また、共同活動の困難化に伴い、農用地、水路、農道等の地域資源の保全管理に対する農家への負担の増加も懸念されています。
そこで、農業農村の有する多面的機能の維持・発揮を図るための地域の共同活動に係る支援を行い、地域資源の適切な保全管理を推進する「多面的機能支払交付金」が平成26年度より始まりました。

交付金の構成

農地維持支払交付金

地域資源の基礎的な保全活動(水路の草刈り、泥上げ、農道の路面維持など)と、地域資源の適切な保全管理のための推進活動(活動組織の体制強化、保全管理構想の作成など)を支援します。

資源向上支払交付金

地域資源の質的向上を図る共同活動(施設の軽微な補修、植栽による景観形成、遊休農地の有効活用など)と、施設の長寿命化のための活動(水路等の補修・更新など)を支援します。

活動事例紹介

〇雁多尾畑地区農空間保全協議会 第1期(令和4年度~8年度)

 雁多尾畑地区農空間保全協議会では、地区内の農道の草刈りや水路の泥上げ、ため池附帯施設の保守管理、景観作物の栽植による景観保全活動などを令和4度年から実施しています。この取組みをきっかけに農業者、青年団、老人会などさまざまな世代の交流が生まれ、地域コミュニティの強化にもつながっています。

<景観保全活動>

景観活動 ひまわり

<農道の草刈り>

農道草刈り 農道草刈り

お問い合わせ

産業振興課
電話072-972-1554