柏原市まちづくりに頑張る自治会・団体に対する補助金 令和2年度事業報告

2021年6月30日

令和2年度柏原市まちづくりに頑張る自治会・団体に対する補助金事業について、下記のとおり報告します。

■申請団体数                                         7 団体

■補助決定団体数                                   7 団体

■上記のうち補助事業取下団体数                   1 団体

■補助金交付団体数                                6 団体

■補助金交付決定額                         767,000 円

■補助金返還額                               412,000 円

■補助金確定額                               355,000

■各団体からの報告内容   下記のとおり(順不同)

 

  • 団体名・・・・・・・・・・・・かしわら森の会
  • 事業の名称・・・・・・・・・・「親と子の自然体験教室」開催、「柏原森のガイド養成・
                                                  派遣」事業
  • 事業実施場所・・・・・・・・・柏原市内(玉手山いぶらの森)、二上山周辺等
  • 事業の経過及び結果の概要・・・

 事業開始の年度初めから「新型コロナウイルス感染症対策」が求められ、当初予定していた「親と子の自然体験教室」などの一般公募ができず、会員の知人ファミリーなどへの案内にとどまりました。
 また、新たに「柏原の森フレンズ」という友の会制度を創設し、そんな中でも6月の「昆虫観察会」や11月の「自然体験会」などを実施するとともに、ガイドの「ステップアップ講習」も二上山で行い、親と子に豊かな自然を体験してもらうことができました。

 

  • 団体名・・・・・・・・・・・・KASHIWARA芸術祭実行委員会
  • 事業の名称・・・・・・・・・・Anyアートプロジェクト:いつでも・どこでも・だれでも
                                                アート
  • 事業実施場所・・・・・・・・・柏原市内各所
  • 事業の経過及び結果の概要・・・

 コロナ禍の中、予定通りの活動は制限されたが、柏原を舞台に柏原の地域資源と特色を生かし、アートによる新しい価値を創出する活動ができました。
 また、他市の芸術活動や芸術祭の見学や、市内のアートの再発見等は、地域に新しい文化や芸術を受け入れる土壌を育む活動の一助となり、さらに、次回柏原ビエンナーレに向けての意見交換ができました。

 

  • 団体名・・・・・・・・・・・・柏原おいな~れガイドの会
  • 事業の名称・・・・・・・・・・観光・歴史講座の開催及びイベント情報の収集
                                               (聖徳太子没後1400年)
  • 事業実施場所・・・・・・・・・市内全域 観光・歴史講座はフローラルセンター及びアゼ
                                                リア
  • 事業の経過及び結果の概要・・・

 来年度の厩戸王(聖徳太子)1400年御遠忌に、柏原市域では何ができるか資料収集に努めるとともに、柏原市内の観光および歴史について講座・ウォークを実施しました。コロナ禍のため一部のウォークを中止したほか、1講座は日時を変更したものの、ほぼ計画どおり実施できました。参加者は延べ565名で、新たな町の魅力づくりや柏原の地域資源を市内外の住民にPRすることができ、また会員のスキルアップも図ることができました。

 

  • 団体名・・・・・・・・・・・・松岳山古墳保存会
  • 事業の名称・・・・・・・・・・松岳山古墳の地域資源としてのPR事業
  • 事業実施場所・・・・・・・・・松岳山古墳、茶臼塚古墳、国分地区
  • 事業の経過及び結果の概要・・・

 松岳山古墳の勉強会については、コロナ禍のため残念ながら中止せざるを得ませんでしたが、会員から要望のあった茶臼塚古墳の再発掘調査が開始され現地説明会が開かれました。これには会員の他、地域の方も来られました。
 12月には堺市で開催された「おおさか古墳サミット」に参加しました。発表の様子はユーチューブにて生配信されるなど、松岳山古墳の歴史遺産としての価値を広く啓発し、保存会活動を紹介することで地域資源のPRにつなげることができました。

 

  • 団体名・・・・・・・・・・・・柏原市市民歴史クラブ
  • 事業の名称・・・・・・・・・・長瀬川と玉櫛川
  • 事業実施場所・・・・・・・・・柏原市立歴史資料館・大阪府立中央図書館
  • 事業の経過及び結果の概要・・・

 大阪府立中央図書館にて「柏原の歴史」を大阪府内だけでなく府外からの多くの来館者に展示模型・ジオラマ・写真パネル等で見てもらい、歴史ある柏原市を広く知ってもらうようアピールを行いました。
 また、柏原市立歴史資料館での春季企画展「長瀬川と玉櫛川」の展示作品には、子どもにも歴史に興味を持ってもらえるように「モーター駆動の動く作品」や「LEDで点灯するジオラマ」「迫力ある立体模型」を作りました。子どもから大人まで郷土の歴史に興味がわくように作り、地域資源のPRを図ることができました。

 

  • 団体名・・・・・・・・・・・・特定非営利活動法人おいなーれ柏原
  • 事業の名称・・・・・・・・・・‶柏原まちなか広場づくり‶ と ‶柏原まちじゅうクリスマス
                                                マーケット‶事業
  • 事業実施場所・・・・・・・・・柏原市内(玉手山公園いぶらの森等)
  • 事業の経過及び結果の概要・・・

 柏原まちなか広場づくり事業では10月31日に「ポストコロナ時代のまちづくりを探る」シンポジウムを室内会場を避けて、玉手山「いぶらの森・ひみつの広場」で開催しました。
 また、柏原まちじゅうクリスマスマーケット事業では「クリスマスマーケット」を開催するにあたり、その参加店のマップ・イベント情報の載ったパンフレットを作成し各所へ配付することにより、地域経済活性への支援となったと考えております。

 

  • 令和2年度採択事業の報告会(講評)

 新型コロナウイルス感染対応のため、残念ながら平成30年度からはじまりました本補助金の活動実施報告会を昨年度に続き開催できませんでした。代わって、6件の令和2年度活動実施報告を書面にて受けました。
 6件の活動は、自然・歴史・アート・まちなかなどをキーワードにして、柏原市の魅力発信や地域資源の再発見、憩いの場の創出、地域の活性化などに資することを目的に実施されました。
 令和2年度に大阪府では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、二度の緊急事態宣言が発令されました。コロナ禍において、どの団体も当初の計画から活動日程の変更、活動内容や規模の変更、参加人数の制限、会場の変更など、何らかの対応を余儀なくされ、活動を進めるのにご苦労されました。この困難な状況の中で、創意工夫により、活動成果をあげられました各団体の皆様の熱意とご努力に敬意を表します。
 外出や人と接するコミュニティ活動が制限されるコロナ禍において、緊急事態宣言が解除されていた期間に開催された各団体の活動は、地域のおとなや子どもたちにとって、癒しの場となったのではないかと思います。また、柏原市の魅力を市外の方に伝えることにも貢献していただきました。
 今後とも、この補助金が有効に活用され、柏原市の地域課題の解決や地域活性化のための市民活動の一助になることを願っています。

お問い合わせ

地域連携支援課
電話072-971-8305