特集展示「安福寺の夾紵棺」
2018年3月29日
安福寺の夾紵棺(きょうちょかん)
展示期間
平成30年1月4日(木)~3月21日(水)
概要
夾紵棺(きょうちょかん)とは、漆を塗りながら布を重ねて作られた棺のことで、古墳時代の終わり頃(7世紀)にみられる高級な棺です。
柏原市玉手の安福寺には、その夾紵棺の破片が伝わっています。45枚もの絹を重ねて作られた非常に丁寧なもので、状態も良いことから、平成23年9月に柏原市の文化財に指定されています。
この夾紵棺に埋葬されていたのが、相当高貴な人物だったことは間違いありません。その人物を「聖徳太子」と考える説が、NHKの『歴史秘話ヒストリア』で紹介され、注目されました。
展示では、実際の夾紵棺(所蔵:安福寺、寄託資料)のほか、それをもとに復元し番組にも登場した夾紵棺の実物大模型、市内にある同時期の古墳から見つかった副葬品などを紹介しています。
果たして誰の棺なのか。みなさんも一緒に考えてみてはいかがでしょうか。