特集展示「大和川のおいたち」
2017年1月6日
大和川のおいたち
展示期間
平成28年9月12日(火)~12月下旬
概要
2万年前から現在までの大阪平野と大和川の移り変わりを、パネルや遺跡から見つかった土器を中心に紹介します。同時開催中の秋季企画展「堤を築く-大和川のつけかえ工事-」とあわせて、ぜひご覧ください。
かつて大阪に広がっていた「河内湾」。それが5000年前ごろから海水面が低くなり、淀川と大和川によって運ばれる土砂で河内湾は少しずつ埋められていきました。これが大阪平野となり、河内湾は「河内湖」へと変化していきます。
弥生時代にあたるこの時期、平野が広くなるにつれて田んぼがつくられるようになり、そこで暮らす人々も増えていきました。市内に広がる本郷遺跡や船橋遺跡でも、弥生時代の土器が見つかっており、多くの人たちが暮らしていたのでしょう。ただ、当時から大和川の洪水に悩まされていたようで、本郷遺跡では洪水によるものとみられる大量の砂が見つかっています。
弥生時代から千数百年後の江戸時代、大和川は人の手により大きくその姿を変え、現在に至ります。