葡萄唐草文鴟尾
2014年8月29日
名称(ふりがな)
葡萄唐草文鴟尾(ぶどうからくさもんしび)
員数
1個
時代
奈良時代
種別(指定番号)
旧法 重要美術品
指定年月日
昭和12年4月9日
所有者
個人(奈良国立博物館寄託)
所在地
奈良県奈良市登大路町(奈良国立博物館)
解説
太平寺出土とされる鴟尾の破片です。高さ52cm、厚さ4cmほどで、ぶどうの蔓(つる)、葉、房などの文様があります。出土地から、おそらく智識寺の 建物の屋根に飾られていたものでしょう。聖武天皇が智識寺の仏像を見て感動し、東大寺の大仏建立を思い立ったことは有名ですが、その聖武天皇が何度も訪れ ていた難波宮からも、同じ文様の鴟尾が見つかっています。智識寺と難波宮とのつながりを示す貴重な資料といえます。
葡萄唐草文鴟尾
(写真提供:奈良国立博物館、
柏原市立歴史資料館2007『河内六寺の輝き』より転載)