田辺廃寺跡
2014年8月29日
名称(ふりがな)
田辺廃寺跡(たなべはいじあと)
員数
1
時代
奈良時代
種別(指定番号)
史跡
指定年月日
昭和50年7月19日
所有者
春日神社
所在地
柏原市田辺1丁目(春日神社)
解説
田辺廃寺は現在の柏原市田辺を本貫地(ほんがんち:本拠地)とした百済系渡来氏族の田辺史(たなべのふひと)氏が建てた氏寺と言われています。1971 年の発掘調査によって金堂、東西両塔、南大門などが確認され、薬師寺式の伽藍配置であることが判明しました。東塔の基壇はセン(レンガ状の焼物)を積み上 げたセン積み基壇、西塔と金堂の基壇は瓦を積み上げた瓦積み基壇で、東西両塔ともに三重塔が建てられていたと考えられます。遺跡は春日神社の境内にあり、 瓦などの出土遺物も境内の収蔵庫に展示されています。
※収蔵庫の見学は、春日神社に予約が必要です。
春日神社境内