智識寺金堂跡および東塔跡
2014年8月29日
名称(ふりがな)
智識寺金堂跡および東塔跡(ちしきじこんどうあとおよびとうとうあと)
員数
1
時代
飛鳥時代
種別(指定番号)
史跡(5)
指定年月日
昭和45年2月20日
所有者
個人
所在地
柏原市太平寺2丁目
解説
智識寺は河内六寺の一つで、仏教を信仰する「知識」と呼ばれる人々が建てたお寺です。東西に高さ50mに及ぶ二つの塔を持ち、中心の北側に金堂、講堂が 並ぶ薬師寺式の伽藍配置(がらんはいち)であったと考えられています。東塔跡は調査されて一辺16.8mの重成基壇(じゅうせいきだん:建物の土台で二段 に高くなる特殊な構造)が確認されています。礎石は石神社の境内に移されていました。金堂跡は調査されていませんが、文献・絵図等で位置がほぼ推定できることから金堂跡も東塔跡と合わせて府史跡に指定されています。智識寺には盧舎那仏(るしゃなぶつ)がありました。聖武天皇が参拝されてこの盧舎那仏に感動し、東大寺の大仏を建立されたと続日本紀(しょくにほんぎ)に記されています。
「智識寺址」の石碑