旧大阪鉄道亀瀬隧道
2014年8月29日
名称(ふりがな)
旧大阪鉄道亀瀬隧道(きゅうおおさかてつどうかめのせずいどう)
員数
1
時代
明治時代
種別(指定番号)
有形文化財 土木構造物(柏有第9号)
指定年月日
平成25年2月2日
所有者
国土交通省近畿地方整備局大和川河川事務所
所在地
柏原市峠
解説
この隧道(トンネル)は、大阪と奈良を結ぶ初めての鉄道として敷設された大阪鉄道(現JR関西本線)のうち、明治25年(1892)2月2日に開通した 柏原市峠(亀の瀬)・王寺間に設けられた最初のトンネルです。亀の瀬は古くから地すべりの頻発した地域で、昭和6年(1931)11月にも大規模な地すべ りに見舞われました。この地すべりでトンネルは崩壊し、両側の入口(坑門)も埋ってしまいました。昭和37年(1962)から始まった地すべり対策工事の なかで、平成20年(2008)11月にこのトンネルの一部(約60m)が発見されました。幅4.3m、高さ4.75mの煉瓦(レンガ)造りの馬蹄形で、 側面がイギリス積み、アーチ部分の天井は長手積みで造られています。災害史、交通史からも貴重な構造物です。
トンネル内部
煉瓦構築