太平寺の葡萄酒醸造用具
2014年8月29日
名称(ふりがな)
太平寺の葡萄酒醸造用具(たいへいじのぶどうしゅじょうぞうようぐ)
員数
圧搾機(あっさくき)2点、ぶどう破砕機(はさいき)2点、スノコ45 点、甕(かめ)2点、桶(おけ)3点、手桶4点、一斗升1点、樽(たる)2点、ワイン樽3点、軽量樽1点、打栓器(だせんき)1点、ガラス瓶3点、計量器2点、ポンプ5点、実験器具一式、温度計24 点、試薬瓶3点、比重計セット1点、酒精簡易測定器1点、光学什器(こうがくじゅうき)2点、秤(はかり)1点、上皿天秤1点
時代
大正~昭和時代
種別(指定番号)
有形民俗文化財 民俗資料(柏有民第1号)
指定年月日
平成22年6月25日
所有者
カタシモワインフード株式会社
所在地
柏原市太平寺2丁目9番14号 (カタシモワインフード株式会社)
解説
柏原市域でのぶどう作りは明治期に始まり、大正初期にぶどうを加工したワイン作りが始まりました。昭和初期には醸造許可を得ている農家が市内に70軒も あったということです。第2次世界大戦後大阪のワイン業は衰退し、柏原市内で戦前から今も醸造を続けているのはカタシモワインフード株式会社1社のみにな りました。 国の登録文化財である同社の貯蔵庫の2階に大正期から昭和期にかけて使用されたこれらのワイン造りの用具が展示公開されています。ぶどう搾(しぼ)りから樽発酵、瓶詰めと当時のワイン造りや生活を知るうえで貴重な資料です。
圧搾機・計量器など
実験器具・ぶどう破砕機など