柏原市立歴史資料館 スポット展示
2024年3月7日
常設展示室入口横で行っているミニ展示です。寄贈資料のほか、発掘調査の速報展など、およそ2か月ごとに展示替えしています。
3~4月のテーマ
『こんなモノをいただきました‐おひなさん-御殿びな-』
展示期間
令和6年3月12日~令和6年4月28日
概要
3~4月期は、恒例のおひなさんの展示です。今年度も、市民の方よりご寄贈いただいた、立派な御殿びなを展示しています。
ご存じのように、3月3日のひなまつりでは、ひな人形を飾って女子の成長を祝いますが、このような行事を行なうようになったのは、江戸時代、今から400年ほど前のことです。ただし、いわゆる「ひな壇」に飾る形式はもっと後に江戸で生まれた風習で、関西では、むかしは京都御所をモチーフにした「御殿びな」の形式が主流でした。
展示している御殿びなは、戦前に京都で購入されたものであるとのことで、御殿、内裏びなのほかに、豪華でかつ繊細なひな道具もたくさん備えられていて、見ていて飽きることがありません。
また、今回は、飾って楽しむひな人形の源流である「流しびな」(「人形(ひとがた)」としてお祓(はら)いに用いる)もあわせて展示しています。引目・鉤鼻・おちょぼ口で丸顔の面貌は、ほほえましい感じがします。
ぜひ、この機会に、華麗なおひなさんをご覧いただくとともに、おひなさんの歴史について知っていただけると幸いです!