創業講座(平成28年9月4日)開催風景

2016年9月16日

開催内容

9月4日(日)午後より、「創業講座2016」が柏原市立市民プラザにて開催され、15名程度の方が受講されました。

本講座は、昨月8月に実施した「創業キックオフ交流セミナー」を受けて、創業に向けた準備を本格的に始めたい方のために開催する、経営・財務・販路開拓・人材育成の4つの知識を習得していただく1か月間の連続講座です。

柏原市の特定創業支援事業にもなっており、全4日程を受講し終えた方には特定創業支援証明書を発行することが可能となり、法人設立時の登録免許税軽減などの特典を受けることができます。

本日は講座初日ということで、主催者側から挨拶がありました。

創業講座2016開会挨拶1
大阪府商工会連合会(主催者)事務局長の開会挨拶

創業講座2016開会挨拶2
柏原市にぎわい都市創造部長の開会挨拶

 

昨年までは全5日程を大阪教育大学で開催し、南河内中心に近隣市町村在住者を対象とした講座でした。しかし、一昨年に産業競争力強化法が施行され、近隣市町村でも創業支援の機運が高まってきたことから、今年から初回のみを近隣市町村まで対象の「キックオフ交流セミナー」と位置付け、残り4日程を柏原市の産業特色に特化した「創業講座」としてリニューアルしたということでした。

※以下、講座風景を一部紹介。

一般社団法人ソシオデザイン 代表理事・大西正泰氏

創業講座2016大西氏講演

徳島県上勝町にて「仕事を増やせば人口は増える」と2012年から活動を始め、シェアカフェ・シェアバーといった模擬起業の仕組みを用いた起業家教育を実践する大西氏。わずか4年で20社を超える起業に繋がったそうです。

~引用その1~

起業したいと思っているのにしない理由は何か。深く考えすぎて、失敗が怖くなるという意見もありましたが、ところで皆さん縄跳びはできますでしょうか。初めて縄跳びを飛んだときは怖かったかもしれませんが、考えれば考えるほど飛べなくなりましたか?
何かをやろうとするとき、「やったことがない」ということが一番の阻害要因になっているんだと思います。

~引用その2~

ある業種で起業しようとするとき、たいていその分野には先行者がいます。陸上のトラックを想定すると、その先行者はスタート地点の向こう側(半周先)を走っています。どうすれば追い付けるでしょうか。

その先行者よりも人一倍努力するという方法もありますし、バイクで抜いたりショートカットするというのも1つの手法です。また、ルールを書き換えてスタート地点がゴールであると錯覚させることも考えられます。これを聞いて「卑怯だ」と言う人もいるかもしれませんが、『戦略』とは『戦うを略す』と書きますし、ショートカットも立派な『戦略』なんです。

創業講座2016開催風景
名刺交換をして、誰が一番起業脳になっているかを考える時間

「柏原の中で、自分が一番になるルールを作ればよい」と話す大西氏の姿が印象的でした。

~3Dプリンターでビジネスを作り出す~

創業講座2016開催風景
大阪産業経済リサーチセンター 主任研究員・松下隆氏

 創業講座2016開催風景
飛鳥おもいで堂 代表・西川勝博氏

その他、製造業の割合が大きいという産業特色を持つ柏原市で、3Dプリンターを活用した起業の可能性を見いだす為に、3Dプリンターによる技術変化などを調査研究する松下氏、実際に3Dプリンターを活用して創業した西川氏による講演がありました。

30万ほど出せば簡単に手に入る時代になり、アイデア次第で地域での創業に付加価値をつけることが可能とのことでした。

創業講座2016の予定

9月4日、11日、18日、25日の4日間にわたる連続講座となりますので、残りの講座につきましても興味のある方がおられましたらぜひご参加ください。

※参加枠は残っておりますので、当日参加にもご対応させていただきます。

お問い合わせ

産業振興課
電話072-972-1554