柏原市の下水道
2023年5月22日
柏原市の流域と排除方式
流域下水道とは、一つの市町村がその区域の下水を排除する「公共下水道」に対して、都道府県が河川等の流域単位で広域的観点から整備し、 二つ以上の市町村区域の下水を排除し、かつ終末処理場を有するもののことです。
柏原市の下水道は、以下のように二つの流域下水道で構成されています。
流域下水道名称 | 該当排水区 | 排除方式 | 該当市域 |
---|---|---|---|
寝屋川南部流域下水道 | 柏原東排水区 | 分流式 | 大和川より北で長瀬川より東 |
柏原西排水区 | 合流式 | 大和川より北で長瀬川より西 | |
大和川下流東部流域下水道 | 国分排水区 | 分流式 | 大和川より南 |
柏原市の下水処理
柏原市の下水道は、二つの水みらいセンター(処理場)で浄化されています。
柏原東排水区の汚水は流域下水道の柏原八尾幹線により、柏原西排水区の汚水と雨水は飛行場北幹線と飛行場南幹線により、竜華水みらいセンター(処理場)まで運ばれ、浄化後、平野川に放流されます。
国分排水区の汚水は、流域下水道の石川右岸幹線により、藤井寺市にある大井水みらいセンター(処理場)に運ばれ、大水川に放流されています。
竜華水みらいセンター |
大井水みらいセンター |
柏原市の整備状況
柏原市の下水道(汚水)は、平成元年5月に初めて下水道が利用できる供用開始を行いました。
現在の整備状況は、下記のとおりです。
令和元年度末状況 | 計画面積 | 整備面積 | 人口 | 整備区域内人口 |
---|---|---|---|---|
柏原東排水区 | 328ha | 245ha | 26,815人 | 25,305人 |
柏原西排水区 | 135ha | 112ha | 12,011人 | 10,207人 |
国分排水区 | 507ha | 321ha | 29,040人 | 24,521人 |
●(参考)柏原市「下水道整備第8次五箇年計画」
下水道事業のストック効果について
柏原市のくらしと経済を支える社会基盤整備のストック効果(下水道事業)をご紹介します。
*ストック効果とは
これまでの整備により蓄積された下水道施設のことを「ストック」、整備してきた下水道施設が機能して、効率性や生産性などが向上していく効果を下水道の「ストック効果」と呼んでいます。
普及率の推移
普及率とは、市の人口に対して、公共下水道が整備され下水道に接続可能となった人口の割合のことです。
平成元年度からの普及率は下記のグラフのように推移しており、令和元年度末時点での普及率は87.5%(柏原市の人口:68,644人、整備区域内人口:60,033人)となっています。